年下彼氏。

どんなに嫌われたって。

避けられたって。

「凜香ちゃん、お願い。話したいことがあるから出てきてよ」

俺は扉ごしから凜香ちゃんに話しかける。

『私はないから。話したいことなんて…帰ってよ』

って聞こえた。

「凜香ちゃんになくても俺にはある」

『……』

今度は返事がかえってこない。

「凜香ちゃん…?」

『もう…家にこないで…。私に関わらないで!!』

< 64 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop