サヨナラのその日までそばにいさせて。



そんな空良へ視線を移す。


「な〜、咲希には内緒やからな」


「分かってるよ…」



「男と男の約束やで!」


「暑苦しいぞ…」


一人燃える俺に苦笑する空良。




俺がここに戻ってきたのには秘密がある。



そのことを知ってんのは空良だけ。



俺は毎日、笑って過ごしたいねん。



< 15 / 474 >

この作品をシェア

pagetop