サヨナラのその日までそばにいさせて。

隠した本心-太陽side




今日も朝から保健室にいた。


教室には居づらい…。


だから最近、朝礼のチャイムぎりぎりまで保健室で過ごしている。



「今日も来たの?」


「はい。チャイムが鳴る前には教室行くんで」


「そう?何かあったら相談するのよ?」


「はーい」


心配そうな表情を浮かべるふくちゃんに適当に返事をし、ソファーに腰掛けた。



はぁー…と溜め息をついたと同時に、バンッ!と勢いよく保健室の扉が開いた。



< 187 / 474 >

この作品をシェア

pagetop