サヨナラのその日までそばにいさせて。



「だから!お前があいつにしたことだろ!」


「…お前に関係ないやん」


「はっ!?関係ない?」


その俺の言葉に遂にキレたのか、俺の胸倉を掴んで、思いっ切り投げ飛ばした。



ガッシャーン!と凄い音を立て、俺は消毒液や絆創膏などが置かれている小さな棚に当たった。



「…ったぁ」


本気で投げ飛ばしよったな。



ふくちゃんはびっくりしながらも、俺たちの言い争いが止まらないと判断したのか、溜め息をついている。



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