サヨナラのその日までそばにいさせて。



「…暗くなるし、はよ帰れよ」


そう一言だけ言い、俺は教室を後にした。



廊下には空良が苦笑しながら立っていたが、無視して学校を出た。



夜、空良に自分の気持ちを打ち明けると、少し楽になった。



咲希に避けられるかもしれんし、泣かせるだけかもしれんけど、自分の気持ちを伝えよう―…



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