サヨナラのその日までそばにいさせて。



「空良ぁ…」


「んー?」


「俺、限界かも…」


屋上の扉の前でしゃがみ込み、うなだれる。


空良は壁にもたれるように立っている。



青空が広がり、白い雲がゆっくりと流れていく。



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