サヨナラのその日までそばにいさせて。



「…やだ」


「どうして?」



「だって約束したんだもん」


「約束?」


首を傾げる空良に頷く。



「だから行けない」


空良の目を見つめ言うと、空良は「そっか…」と小さく返事した。



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