田舎の花~原爆を生き抜いたシイエ~
はるがつぶやく

「兄は私達を育てるために学校もいかず小さい頃からずっと働いてます…造船の仕事も自分で覚えたんですよ…今では長崎でも一番と言われる船大工です」

源さんにいい仕事を回してもらい助かっているという

はるはシイエの存在で体の負担も減り次第に体調もよくなった

シイエと一緒にだいたいの事はできるようになったのだ

彼も最初は訝しげではあったが…

「今日は来てるかな」

と家に帰る度考えるようになっていた
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