眠り姫と狼様



そんな話をしながら歩いていると
いつの間にかか駅に着いていた


学校から駅まで
案外近かったりする



定期で改札をくぐり
3番線に行く


ナイスタイミングに
電車がきたッッ

扉が空き
人がみな降りて
乗ろうとすると

「気をつけろよ??」

『何が??』

「葉羽鈍臭そぉだから
隙間に靴はさまって
転んだら困るからな」

『転ばないもんッッ』

絶対転ばないもーんだ

ガッッ

やばッッ
転ぶ

そぉ思って目をつぶったら


グイッッ


悠牙が引っ張って
転ぶのを阻止してくれた





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