逢いたい夜は、涙星に君を想うから。




「ハァ、ハァっ」



俺は学校から自転車をすっとばして駅に向かった。



これから咲下に会いに行く。



さっき授業中にケータイで調べたら、この街から咲下の通っている高校まで行くのには電車で2時間ほどかかるらしい。



たまたま、今日の授業が午前中で終わりでよかった。



咲下の学校が今日も通常通りの授業なら、下校するのはだいたい午後3時頃のはず。



なんとか下校時刻までに学校へ辿り着きたい。



咲下に会うためには、学校の前で待ち伏せするしか方法はないと思った。
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