逢いたい夜は、涙星に君を想うから。
思いもよらない陽太の言葉に、
あたしは一瞬、頭の中が真っ白になった。
「ちょっ……もぉー何言ってんの?まだふざけてんの……?」
あたしを抱きしめたまま、陽太は黙っていて何も答えない。
「ふふっ。嫁って……結婚するってこと?陽太は4月から大学生でしょ?」
陽太とあたしは、生きてきた世界も
これから生きていく世界も全然違う。
「それに、あたしたち付き合ってもないのに何言って……」
そう言って陽太の体を離そうとすると、もう一度強く抱きしめられた。
耳元で聞こえた陽太の低い声に胸がぎゅっと締め付けられる。
「……俺が待ってろって言うたら……待っとる?」