獅子が招いてくれた恋
 
「あぁー!あぁあーー…あ゛〜…」

作業をする俺の後ろでもがく俺の同僚。


「あぁ…、太田。」

『あ゛?』

そう、そう言えば俺の苗字は“おおた”だ。


「太田誠」

そう、名前は“まこと”。




「ロリコンだったのか…」

『はぁ…』


ロリコン…。
こいつにあの夜の事を話したらこのざま。

しかも、たかが4つ下でロリコンってどおよ?


もうちょい話の分かる奴に話せばよかった。




「あ゛ー!太田誠はロリコンだーっ」

仕事中にも関わらずわめき散らしてる。
正直止めて頂きたい。


「太田がー、高校生のー、女の子をー…」

『うっせ、小林!仕事しろ!!』

「仕事?ないもーん!」


あぁ、うるさい。
間違えた、うざい。




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