僕の死に方
 大体、クラスではいつも浮いている藤見正信のこと。彼には友達と呼べるような人間なんて、ほとんどいなかった。
 だからこそ、苛めの格好の標的となってしまったのだろうけど。
 そんな彼に接近し、親友と呼ばれるような仲になるのは容易かった。
「堂島くん、ありがとう。また、助けてもらっちゃって……」
「いいよ、そんなの。でも、藤見くんも、もうちょっと強気に出てもいいと思うよ。いわれの無いことで責められるのは、間違ってるんだからさ」
「ご、ごめん……。あ、うう……ごめん」
 すぐに謝ってしまうのも、彼の悪い癖だろう。付き合っている方としても、いらいらさせられることは多い。
 でも、彼はそれで構わない。いや、そのままでないと困る。
 僕の計画のためには、藤見正信がそのままの性格でいることも、重要なのだから。

 周りには、僕の行動はどう映っているだろう。
 馬鹿だとか、偽善者だとか思われていても、別に構わない。
 僕が死ぬその時まで、完全に演じ切ってみせるさ。
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