モモとおじいさん


モモとおじいさんが旅から帰ってきてからしばらくして、おじいさんは体調を崩し寝込みがちになってしまいました。

そんなおじいさんをモモは心配して、買い物に行く時以外はほとんどおじいさんの側を離れようとはしませんでした。

モモは買い物袋を背中からかけて、おじいさんさんから頼まれた買い物リストの紙とお金の入った財布を口にくわえ、街にある商店街へ一人で出掛けて行くのでした。

そして、買い物が終わってからはけんちゃんの家に寄り、けんちゃんやお母さんそれにモモの兄弟たちを連れて帰って来ました。

そんな時は寝込んでいたおじいさんも元気になり、モモが買ってきた材料でけんちゃんのお母さんがお料理をして、みんなで食卓を囲み賑やかな笑い声が家中に響き渡りました。



季節はそろそろ初冬を向かえようとしていました。

裏庭の桜の樹にはうっすらと雪が積もり、北風がその雪を吹き飛ばしていました。

おじいさんはもう立ち上がることが出来なくなり、声を出して話すのがやっという状態でした。


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