クリスティアナ
「あまりじろじろ見ないでくれよ」


そう言うと、再び片付け始めた。



隣の自分の寝室を見られて、恥ずかしくなる。



台所に入ると、全く食料がないことを思い出した。



「キースは麓まで戻った方がいいよ ここには食料がまったくないんだ」



戻ってきたキースに言う。



荒らされた台所を見て、キースが顔をしかめる。



「お前はどうするんだ?」



「俺は、一日や二日食べなくても大丈夫」



そう言うと、なぜかキースは怒ったような顔になった。



「お前は俺のことそんな軟だと思っていたのか?俺だって、数日食べなくても大丈夫さ」



「でも、国王陛下を守る大事な身体だろう?」



「はぁ~ お前、わかってる?俺はお前を追いかけてきたんだぞ?」



右手を額に置き、あきれ返ったようなキースにクリスは困った顔になる。



そうだった……どうしてここに来たのか聞いていなかった。



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