クリスティアナ
眠くはなく、キースは眠ることをあきらめた。



そっと仰向けになり、まんじりともせず夜明けを待った。








「ん……」



空が白み始めた頃、クリスが暖かさを求めてキースに擦り寄ってきた。



クリスの腕がキースの胸に触れる。



え……?



次の瞬間、クリスは飛び起きた。



隣に横たわるキースの上半身は裸に、クリスはあわあわと戸惑い驚いている。



「な、なんで!?お前、裸なんだよ!」



上半身を起こして目をまん丸くしているクリスは自分が裸だという事を分かっていない。



「お前も裸なんだけど?」



キースが不敵な笑みを浮かべる。



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