左手のエース
「みんなー集まって!!」






熱気がこもる体育館に
晶先輩の声が響き渡る。





その声に、かけ声やボールを打つ激しい音が消え、

一斉に、晶先輩のもとへ
駆け寄る足音に変わる。







「もう試合まで2週間を切ったから

とりあえず今の段階でのスタメンを発表するよ。」





部員内に張り詰めていた空気が、さらにピンとなる。






「まぁ、みんな予想してると思うけど、

今の時点でのレギュラーメンバーが主になるから。



春の試合から変わるのは

…早紀のポジションね。





今回は舞に出てもらおうと思ってる。」






そう言われると同時に、
部員達からの視線を感じた。
一気に鼓動があがる。


晶先輩の目をまっすぐみるだけでも精一杯だった。

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