ミルクティー
雛那ちゃんはからかいがいがある。


水族館へ行った時の事を思い出す。



あれはイルカショーの前だった。




俺に必死に弁解してくる姿があまりにも可愛くて…そして目には薄く涙が…


だからちょっと雛那ちゃんをからかってみた。


『どうしようかなぁ〜?
雛那ちゃんが嫌ならもう今までどうりには出来ないかなぁ〜?』



手を繋いだりするのは俺が本当にしたかっただけ。


1分でも…1秒でも長く近くに居たかったから。


それと危ないってゆうのも含まれる。

何だかすぐにはぐれてしまいそうで…



自分から言い出したのにとてもオロオロしている。



くくく…



こんな顔を見てもやっぱり可愛いと思ってしまう。



ショーも見終わり会場を後にしようとした時にいつものように俺は手を差し出す。


最初はびっくりした顔をしていたが…

ゆっくり近づいてきて嬉しそうに手を握ってきた。



これでいいんだ。

間違っていないはず。



これからもずっとこうやっていきたい―――…




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