ミルクティー
「高台もあるけど行ってみる?」


「うん♪」



海斗と手を繋いで高台へ行く。

途中にはいくつものモミジやイチョウがあった。



「ねぇー海斗…」


「どうした?
もしかしてお腹減った?」


「うん………」



今は12:00…

朝は早く、お腹が空いてしまった。



「さっき、母さんに連絡したんだ。
そうしたら雛那ちゃんの為にご飯を作りたいんだって。
だからもうちょっと待ってね」


「海斗のお母さん?」


「そっ。
料理好きなお袋だよ」



へぇー

楽しみだな♪


……そういえばお店は?



「お店はいいの」


「店?

もしかして紅茶屋の事?」


「うん…
ほら今日って土曜日だから忙しいんじゃない?」


「ありがとね。店の心配してもらって。
今あの店は兄貴逹夫婦がやっているんだよ」



へぇー…

海斗ってお兄ちゃんがいるんだ…

知らなかった。



「どんな人なの」


「まあ優しい兄貴だよ」



海斗に似た優しいお兄さんなのかな?



「ほら高台に着いたよ」


「スッゴーイ!」



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