ミルクティー
「水族館楽しみだね♪」


「そうだねぇー…」


「もしかして海斗…緊張している?」


「ちょっとね」



海斗はファッションショーのモデルさんだ。

緊張して当り前か…



「海斗なら大丈夫だよ」


「ありがとね」



学校の駐車場に着くと…陸が居た。

それもとっても機嫌悪そうに。


「2人とも遅い!!
もう時期ショーが始まるから急げ」


「え、ちょっと…」



陸は私と海斗の手を掴んで走っていく。

なんで私まで?

私は一応観客なんだけど…

そして連れてこられた部屋には結衣さんと知らない女の人が数人…


「結衣、雛那チャンよろしく!
俺は海斗の方行ってくるから」


「リョーカイ。
海斗の方かっこよくしちゃってね♪
雛那ちゃんは可愛くしとくから」



何が何だか分からない…

どうなっているの?


「じゃあ最初に雛那ちゃんは着替えよっか」


結衣さんは真っ白な服を出してきた…

ふわふわしていてそれは…


「ウエディングドレス??」


「そっ、陸が夏からずっと1人で頑張っていたのよ♪
雛那ちゃんと海斗の分を」


知らなかった…

私の分まであるだなんて…

そんな事より


「私もショーに出るんですか?」


「そうよ♪」



えぇーそんなの聞いていないよ。



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