ミルクティー
帰ろうとした時に海斗に
「送っていくよ」
って言われた。


最初は断っていたんだけど海斗が
「いいから、いいから」
って言うから送ってもらうことにした。


「急に高校代表に選ばれて大変だろうと思うけど頑張ろうね」

「はい」

「ふふふ。
雛那ちゃんにはその笑顔の方ががやっぱり似合っている」


ポチャン
1滴、カップに入っていった。


海斗に
「笑顔が似合っているって」って言われたから?
海斗の優しさが伝わってきたから?
なんでだろう?



「今日もありがとうございました」

「どういたしまして」

「あっあの、明日はよろしくお願いします」

「こちらこそよろしくね」

「はい」


今夜は明日の事が楽しみで眠れなかった。
桃咲大学には1回も行った事がないから初めて≪遠足≫へ行く子供のようにに興奮している。



次の日の朝が起きれなかったのは言うまでもないけど…


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