ミルクティー
今は海斗の部屋の前にいる。

どうしよう、早く着いちゃった。

私は今朝の出来事を思いだす。



――――――――
――――――
――――


私はいつものようにカーテンを開けた。
眩しい太陽。

そして――――

「雛那ちゃんおはよう」

眩しい海斗の笑顔の挨拶。
覚めていない目が毎日こうやって覚める。

「……おはようございます」

「夏休みだけど早寝早起き、心がけようね」

「…はい」

朝起きてカーテンを開けて「おはよう」って…
これが私たちの朝。

お兄ちゃんが居なくなってから家で「おはよう」なんて言うことが無くなった。
だから毎朝嬉しい。

「今日の13時だよね?」

「ん?」

「宿題」

あー
宿題か…
まだ頭が回らないや

「うん、よろしくお願いします」

「俺も楽しみにしているから」


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