キミを想うトキ

でも今回のあたしは負けたりしない!


だって温泉って……




あり得ないでしょ!



「とにかく、あたしは行かないよ。…予定あるし。」

本当はないけど……



あたしと飴玉男の様子を伺うクラスメート



これ以上誤解されたくないし。



ごめんね飴玉男。






長い沈黙のあと
あたしの耳に届いた小さな声

「……わかったぁ。」

あからさまに落ち込んでる飴玉男に
少しだけあたしの良心が音を立てて痛んだ




仕方ない…よね?



そう自分に言い聞かせて
あたしの退屈なゴールデンウィークは始まった


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