いつも隣にイケメン君
そして代わりにやって来たのが…
「よ、寿花。」
こいつ。
『よ』じゃねーよ!
あんたのせいで、私の成績はお先真っ暗だよ!
という意味を込めて、
思いっきりヤツを睨んだ。
「何、そんなにあいつのこと、好きだったわけ?」
は?
何をカン違っちゃってんだこのバカは。
「違うから。和田くん、頭いいから勉強教えてもらったりしてたの!あんたのせいで、それがなくなって、私の成績がまた低迷しますよ。」
超低い声で言ってやった。
ホントに成績落ちたらあんたのせいにしてやる!
「あ、そ。まぁ頑張れば?俺が教えてやってもいいけど。」
なんだ、この上から目線は!
「あんたに和田くんの代わりが務まるとは思えないけどね!」
どーせ、私と同じくらいの成績なんでしょ。
「俺、あいつより頭いーよ?前の学校、K大附属だし。」
へ?!
けけけK大附属?!
めっちゃエリートじゃん!
「な?これからは俺に聞けって。」
なんだこいつ?
カッコいい上に頭いいって、
完璧じゃん!
こりゃあモテるわ。
まぁ、私はキラ様が一番だけど。
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