いつも隣にイケメン君
パラソルに戻ると、
志津と安藤くんが先に戻ってきていた。
「おっかえりー!どこ行って来たのー?」
「ウォータースライダーだよ。」
志津、楽しそうだな。
きっと、安藤くんといいことあったんだね。
「でねっ、寿花ちゃん達に報告があるの!」
志津が笑顔で言ってきたが……
報告?
すると、志津は安藤くんの腕に自分の腕を絡ませ、私達の前に立った。
な、なんだなんだ?
「私と准くん、付き合うことになりましたー!!」
あ、そーなんだ。
まあ、そうなると思ってましたよ。
隣の梓を見ても、
驚きの表情が微塵も表れていない。
だよね。
目に見えてたもんね。
< 66 / 79 >

この作品をシェア

pagetop