ネコ専務シリーズ
猫魚軍はようやく村に帰り着き、大歓声
を受けて、すぐさま宴会が始まった。

一方、ヒトラーはとりあえず鎖につない
で、これまでの猫魚に対する数々の迫害
について、せめて反省するかどうか、
様子を見ることになった。

その2日後、ネコ住職は、惜しまれつつ
陸に帰っていった。

寺に帰ってみると、妖かしを退治する
ために海に行ったまま何ヶ月も帰らない
ネコ住職を、てっきり死んだものと思っ
て、寺には新しい住職がいた。

そこからまた一騒動あるのだが、それは
また別のお話。


2年後、ネコ住職を仲人として、プトラ
ンとミャーメイドの結婚式が行なわれた。
(ネコ住職は結婚していないが、猫魚の
 仲人は別に結婚してなくてもいい
 らしい)
すっかり「哲人王」に成長したプトラン
には、今や充分、ミャーメイドを守る力
があったのである。









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