山ほど愛してる

聖奈side

「優里~」
そのころ私は優里に話しかけていた。
「どうしたの?成功した?」
優里は全てを見込んでいた。
「そうだ!聖奈今日部活聖奈が終わったら買い物に行かない?」
私もそう思った。
「行こう!!私も行きたかったんだよねっ」
そういって私は部活にいった。その途中に・・・
「聖奈。」
晃平がいきなり焦って走ってきた。
「どうしたの?」
私は訳もわからず晃平に話しかけた。
「ごめん!俺今日達也と買い物に行くから今日は一緒に帰れない!」
一生懸命話してくれた。
そんなに懸命にはなさなくてもいいのに・・・。
私はリアルに思った。
「大丈夫だよ晃平。私も部活終わったら優里とお買い物にいこうかなぁって思ってるから安心して。晃平。行ってらっしゃい。」
晃平は微笑んで「またなっ」って行っちゃった。
正直寂しいけど、矢島くんだもんなぁ。しょうがないか。
私は部活に戻った。
「先輩!」
途中で後輩に話しかけられた。
「彼氏ですか?いいですね。幸せそうです」
そんなことまで言われてしまった。
でもなんだか嬉しい。彼氏いるってこんなにもいいことだったんだぁ。
正直に思った。

「聖奈ー」
優里が私を呼んでくれた。
「ゴメンネ。遅くなって」
深々と頭をさげた。優里はそんなにまっていないって言ってくれたけど、約2時間は待ってた。
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