スマッシュ!
ものすごい顔で見ている…。だから何故?!






こ恐い!!






シングルは一様私とともちゃんに決められ、団体戦になればどちらか一方しか出られない。






そう、あのともちゃんである。
仲良しまでは行かないけど仲間であるがいわゆるライバル視が強い、たぶん…。だからめっちゃ今にらんでいる!
シーサー崇拝者らしいし!





とにかく頑張ってやるしか…。





恐い恐い恐い!






そんなに見ないでぇ…。





仲間同士といえどやはり部活は壮絶なのだと感じた。






私の大好きな○×48のセンター戦のような…。なんて思って現実逃避。






んでもって、やっぱり模擬試合!






「よろしくお願いします。」
次に握手…。






ノゥ!握力一瞬強い。それよりも目線が恐い!






始まった途端にバシバシ打ち込んで来る!






私にない闘争心を痛いほど感じる。
シーサーにいつか言われた。
「あの子は負けず嫌い…。いい?覚えておきな。」






それくらい努力している。
でも私もここまでやっと来たから…。






パシッ!






ウィークポイントを探す。
フォアハンドが少し甘い…。バックがやっぱり致命的。






そこに打ち込む。






もちろん相手も私の弱みを知っている。






今のところ私がやや有利だけど五分五分…。
ここからは体力と…。






と分析していると…。






「今日はここまで!!」





コーチの鶴の一声に全員動きがストップ。






「まだ終わってません!」





ともちゃんが叫ぶ。
キュッ!とシューズの音が響く。






スコアを確認したコーチは
「終りだ!」






て言って去って行き。
息を整える私を見てともちゃんはいちべつ。



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