ワガママ彼女はオレの妹!?

「ほら。降りるぞ。」


美優の手を握り、足早に電車を降りるオレ。


「ちょっ・・なに馴れ馴れしくしてんのよっ!!調子のんなって・・・。」


「今さら照れんなよ!あんなことまでした仲じゃ・・・。」


素直じゃない美優をちょっとからかってやろうと思っただけなのに・・・



『ドカッ!!』



美優の特大パンチがオレの顔を直撃。


マジいてぇんだけど・・・。


「いってぇなぁ!!オレのイケ顔が歪んだらどーしてくれんだよっ。」


オレのフザケたセリフに美優はさらにオレの右腕をバシッと叩く。


「このっ自意識過剰男!!はっきり言ってねぇっ。あんたなんか好きになる物好きは、私ぐらいしかいないんだからね!!勘違いすんなっ。」


「・・・・。」


凄まじい美優の大告白に圧倒されるオレ。



ヤバい・・・。


体が火照る・・・。


マジ・・こんな不意打ち・・反則だろ?


みるみるオレの頬は赤くなってゆく。


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