【完】笑顔
『そいつ、俺の連れなんだけど。』
あたしの後ろから声がした。
「チッ。男連れかよ。」
男たちはどこかへ行った。
そこには…
『大丈夫か?』
「…尚人。」

大好きな尚人の姿。

「どッぅして?」
泣いているから上手く喋れない。
『家に帰ろうとしてたら、萌がいたからさ。嫌がってるみたいだったし。』
「そっか…ッぅ。」
『怖かった?』
コクッと頷くあたしに尚人は頭を優しく撫でる。
涙を拭ってくれる。
尚人…尚人。
大好き。
好きって想いが溢れる。
尚人がたまらなく…

愛おしい。
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