【完】笑顔
『じゃーな瑞姫!』
「うん。また明日ね★」
俺は瑞姫に別れを告げ、尚人の元へ行った。


「とりあえず、あの公園で話そうぜ。」
『おう。』
俺らは学校付近にある公園を目指した。
無言の尚人に、俺も黙ってついていく。
どうしたんだ…??
公園についた。

ベンチに座っても黙っている尚人。
『尚人??』
「俺…ちゃんが…きなんだ。」
途切れ途切れで上手く聞き取れなかった言葉。
『今なんて??』
「俺…瑞姫ちゃんが好きなんだ。」
はっきりと聞こえた声。
は??
嘘だろ??
『な…んで??』
「優しいとこかな。」
『そっ…か。』
なんでよりによって尚人が。
尚人はすげぇイイ奴だから心配なんだ…。

瑞姫が尚人を…

好きになるんじゃないかって…。
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