みるくてぃ。





あたしの行く桜丘高校は
地元から少し遠いということもあって
あたしがいた中学では、行く生徒はあたしだけだった。


それに私立高校だし、校則厳しいだろうし、金高いし。
だいたいの人は公立高校に行った。

そりゃあたしだって公立で自由にやりたかったけど
単純に桜丘の制服に惹かれて選んだ。





「・・・1人で通学ってなんか心細っ、」



そう思いながらも電車に乗った。











桜高の最寄りは「南小竹」。


あたしと同じ桜丘の制服を着た生徒が
たくさん降りていった。





校舎は駅からすぐ近くで、すぐ着いた。


校門にある“入学式”の看板の文字が、
不安とドキドキであたしを包んだ。





< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop