初恋
15分位して、先輩の家に着いた



お金持ちの家だった



日本って感じのお家で、庭も大きくて池があった。大きな木もあった



「…現実でこんな凄い家あるんだ」



自然と口に出ていたみたいで、先輩は笑った



大きな玄関に行けば、先輩のおばあちゃんが迎えてくれた



「お邪魔します」



頭を下げて、少しして顔を上げた瞬間におばあちゃんは叫んだ



「柊城どうしたの!?」


理由はさっきのおじいちゃんと同じで、今までの彼女がヒドかったらしい



私が可愛いって…ブス専なのかな…



「こういう子が可愛いっていうんだよ?」



おばあちゃんは半分説教のように先輩に言った



「はいはい、早く上がらせてよ」



先輩が急かすと、おばあちゃんは急いでスリッパを持ってきてくれた



おじいちゃんはニコニコしていた
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