初恋
そういえば櫻木先輩は背が高い



見上げる形になった



「…そんなに見るなよ」



困った顔をして言われた



「ごめんなさい。」



先輩が避けていた事を忘れていた




「俺、邪魔?」



ばいばい先輩が頬杖をついて言った



「いや、そんな…」



「うん。邪魔(笑)…あ、今日雑誌の発売日じゃん。買って来て」



そう言って櫻木先輩はポケットから財布を取り出して、ばいばい先輩に渡した



「はいはい。速攻戻って来てやるから(笑)」



笑いながらばいばい先輩は保健室を出ていった

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