Honey Brown




「あ、さっきのことだけど…」


「うーん、優里が話したくなったらでいいよ」


「…そう?」


「うん。それになんとなくだけど、優里が手を振り払った理由分かる気がするし」


「ふーん、あんたも言うようになったじゃない。てことでおやすみ」


「ええええええええええええええ!?」


…優里と話すのは諦めよう。


って結局私が通路側に座ってるし!



やっぱり優里には勝てないや。


「安田さん、暇?」


「へ?って、水沢くん!?」


「ははっ。隣が俺じゃおかしい?」


「い、いや、そんなことないけど…びっくりしたー」


だって急に話しかけるんだもん。

心臓止まるかと思った。




< 228 / 313 >

この作品をシェア

pagetop