あなたとスキャンダル!





私のとこに来た夕は

耳まで真っ赤で

顔を押さえていた。


「可愛いでしょ?」


小声で言ったら

小声で


「マジヤベェ・・」


って返ってきた。

私はほころぶ口元を押さえながら

一緒に撮影するモデルさんのとこに

挨拶しに行った。



その方は

背も高くて白いスーツが似合ってて

爽やか系の方だった。



「あの・・・」



私が声をかけると

黒い髪をなびかせて振り向いた。



「・・・・かっこいい・・」



目がくっきりしてて

整った顔立ちに

ちょうどいい大きさの唇・・・




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