*coffret a bijoux*(SS集)
「………んっ………ぁ、
やぁっ……!」




ヒンヤリと冷たい指先が
肌を撫でて、あたしは
思わず背中をのけぞらせた。




「もぅ……バカ……!!」




50分が待てないなんて、
3時のおやつを待てない
子供みたい。




だけど、そんなことを
考えるあたしの耳に届いたのは、




「いいよ、バカで。


――今から莉央さんも
バカにしてあげるから」




自信に満ちた、そんなささやき。



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