*coffret a bijoux*(SS集)
――そうして、今。



あたしは純白のドレスに
身を包み、柊弥と二人
神様の前に立つ。



ステンドグラスから
差し込む神々しい光。



それを浴びてほほ笑む
柊弥の顔も、同じくらいに
まぶしい。



「やっとこれで、正真正銘
オレのものだな」



ヴェールをあげながら
耳元でこっそり囁く声が
くすぐったい。



「バカ………」



別にもうずっと前から、
あたしはとっくに柊弥
だけのものだよ。



――もう柊弥以外の人
なんて見えない。



あなたほど大切だと思える
人は、他にない。



「………愛してる」



どちらからともなく、
その言葉を囁きあって。



そうしてあたし達は、


永遠の誓いのキスを、
交わした――…。





     ☆☆☆☆☆



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