恋人は主治医


「でも良い事だよ

早く治そうって頑張ってるんだよな」





「ずっと入院してるのも嫌だしね」




「そうだな

でも焦らなくて大丈夫だからな

自分のペースで頑張ればいいよ」







「結局食べたもの出してしまったもんね

意味ないよね」





「でも口から食べる事は大事な事だし

少しは栄養摂れたんじゃないかな

そう言えば俺診察しに来たんだったよな

忘れるとこだったよ」






「忘れてれば良かったのに」



「何か言ったか」




「ううん何も言ってないよ」




危ない危ないまた怒られるとこだった



「じゃあ聴診しよっか」



手で聴診器の当てるところをあたため始めた




優くん覚えててくれたんだ



「前言ったの覚えててくれたんだ」



「当たり前だろう

心優との約束なら覚えてるよ」





「それって大丈夫なの」




「ん?大丈夫だろ

さっ胸の音聴くよ前開けて」




前を開けると聴診器が胸にあたる



あっためてくれたから冷たくない



聴診中、顔を見てたら目が合いそう



恥ずかしいのもあるから


いつも終るまで横を向いてしまう







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