ケモノ微熱38℃
漸くたどり着いた携帯。
今自分のじゃない携帯で話してる時点で気づけよって話だけど。
「お昼に持って行くから。ちゃんと教室にいてね」
「え?いや、それは………」
困る!って言おうと思ったのに、プツンとそこで通話は途切れた。
影虎が切ったのかと思ったけど、ただ携帯の電源が切れただけだった。
その後、あたしがセンセイに注意された上に、みんなの注目を浴びたことは言うまでもない。
何もかも寝坊した緋呂のせいだ、と言いたいところだけど。
鞄を間違えたのは自分だから仕方がない。

