SECRET♥LOVE アイドルとの恋 ~俺様彼氏は女子高生~ ★番外編SAKU&TAKU公開開始★
「俺が悪いんだよな……俺が心愛のそばにいたくて利香の誘いに乗ったんだから。利香が勘違いしてもおかしくないよ……だって俺利香の事も気になって仕方なかったんだから……」
わたしの手をギュ―――って晶羅が握りしめる。
それは痛いくらいで……
晶羅……何考えているの??
「でも、それでも利香を裏切ったのはわたしだから……利香を死にたくなるほど追いこんだのも事実だから……」
わたしが何か言わないと晶羅が伸樹を殴るようなそんな気がした。
「それも……ちがうの……。黒板にねふたりの事書いたのもわたしなの。ふたりを困らせたくて……薬だってそう…… 死ぬ気なんてなかったの… ふたりが苦しめばいいって…ふたりが心配してくれたらって…… だから、本当にごめんなさい。」
「……意味わかんない…」
聞かされた事実が右の耳から入って来て左の耳から出て行く。
それでもきっと…みんな苦しんだのは事実だから。
わたしは晶羅の手を強く握り返した。