Sided-figure love
~4つの恋~
―屋上―
「愛、話って何?」
『ごめんね。時間無いのに呼び出したりして』
授業の予鈴がなるのに5分位しかなかった。
「いいよ、俺次の授業サボろうと思ってたし。」
愛は瞳について聞くことにした。
『瞳がさ、義哉くんと幼なじみって言ってたから、瞳って昔からあの性格か気になって義哉くんなら分かるかなって思ってさ。』
義哉は期待が外れて少しガッカリしたけど、瞳について話し始めた。
「あ~、瞳は昔からあんな感じだよ。好きになった奴はせこい手を使っても自分の物にしてたから、瞳のことよく思ってない女子がたくさんいたよ。」