シフォンメーデー。
第一章

彼に初めて出会ったのは確か新緑祭の時だった。



「志保、出品するお菓子、どんなの?」

同じクラスの友達、亜季ちゃんが私の耳元でこっそりと聞いてきた。


「うん。チョコレートとオレンジピールのケーキ。」

「美味しそ~!余ったら味見させてよね。」

「了解~!」

パシッとハイタッチを交わすと亜季ちゃんは控え室から観客席に戻っていった。



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