鬼ごっこ~歪む恋心の行く末~【fin】


彼女は、
クラスでもそんなに目立つほうではなく、

むしろ、地味で、
自ら自分の存在を
消すように生活をしていた。

そんな彼女のことを
俺は全く知る由もなく、
普通に、ごく平凡な中学生として
生活をしていた。

彼女の存在に初めて気がついたのは、
中学3年になってのクラス替えで、
一緒のクラスになった時だった。

だからといって、
それといって話すこともなく、

地味な奴だなとしか思っていなかった。
















< 2 / 69 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop