君がいた夏
キセキ
杏Side

今日から高校生になる木ノ内杏(きのうちあんず)。田舎育ちで、今年の春都会に引っ越してきました。
なんか緊張します・・・。

お母さん「あら?もうこんな時間。あんちゃん、先に行ってちょうだい?」
杏「わかった!」
今日は入学式。いろんな中学校から来ている生徒ばかりで緊張しますっ
杏「じゃぁ、行くね?」
お母さん「お母さんも早めに行くわー!」

私はお母さんとお姉ちゃんと3人暮らしです。小さい頃に父は事故で亡くなってしまった。お姉ちゃんは大学生で今はアパート借りています。
お母さんはいつも優しく、私の憧れです。

杏「あっ・・・!」
ぼーっとしていたら誰かにぶつかってしまった。
???「おっと、ごめんッ」
杏「い・・いえ・・・」
???「下向いて歩くと転ぶぞ?」
杏「ありがとうございますッ」
???「変なコ」
生まれてきた中で男子と話すのが初めてですッ・・・。
今まで女子院に通っていて、男子生徒がいなかったので・・・。
初めての会話・・・・。
誰だろう。
背が高くて、細くて、髪の毛が茶色くて、めがねをかけていた。
初めて見る真面目さんな感じでした。



咲人Side

りっくん「さぁーくとッ♪さっきの可愛い子誰?♪」
咲人「知らないねっ。でも変なコ。何・・・・?里玖、興味あんの?」
りっくん「いや、可愛かったからさー!長い髪の毛でくりくりした瞳!小さくてー」
咲人「ごめんが女に興味ない」
りっくん「まだ引きずってんのー?」
咲人「過去は忘れた」

「矢野咲人(やのさくと)ー!」
「ほんまや!」
咲人「黙れっぶす」
「イメージ違くない?」
「うんうん!」
俺はもう女なんか信じないっ信じたくない・・・。
りっくん「気にすんなよー!次があるだろ?」



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