スーツ姿の王子様
あたしの席は窓際の1番後ろ。
そこから敷地内に咲いている桜を眺める。
あたしの理想デートは春だったらのんびりしたいな。とかおもったりして。
桜の木の下でイロイロ話したいな…
…ー先生としてみたいー…
そんなの絶対無理だぁぁあ!!
「ハァ……」
あたしは小さくため息をつく。
「りと!どうしたの?ため息なんてついて。」
後ろを振り向くと樹奈がたっていた。
「え?あ、なんでもないよ!…あれ、美夜は?」
いつもなら会話にはいってくる美夜の声が聞こえなくてフと席をみるといなかった。
「あ、さっきりとのこといっぱい呼んでたけどりと、外みたまま気付いてくれなかったらしいんだよね」
やばい……
「だから樹奈に、友達のとこ行ってくるっていっていっちゃったよ?」
美夜にまた怒られちゃう!!
あたしはさっきみたいに短い間でも自分の世界に入っちゃって何も聞こえなくなるときあって、何回か美夜に怒られてるんだよね……
無防備だって。