天使の悪魔



私は小走りで煙の元へと走り寄った。


「あっれ~??」


おかしいな…

確かにここから煙が出てるのに、何もないよ?!

あ、もしかして上から?


上を見上げても、ただ雲がノロノロと移動してる真っ蒼のいい天気。


じゃあ、下?

そう思い、私は下を向いた。



タ、タバコ?!?!




えっ?!

嘘、何で?!


タバコって誰が吸ってたの?!

先生?!生徒?!

学園内ってタバコ吸うの禁止だよ?!

生徒なんてもっとダメじゃん!

それにまだ火が少しついてるのに捨てたら本当に火事になっちゃうよ?!


そんなくだらない事で、私は何故かパニックしてあたふたした。


はっ!

先に、この犯罪を犯した者を探し出さなきゃ!!


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