天使の悪魔



「お礼って何のですか?」

ポツリと吐いた言葉に、千葉さんは顔を顰めた。

怖い顔っ!

「…お前何年生?」

「えーっと、高一です。」


「へぇ、なるほどこんな小さいわけ。」

っは?!

小さいだと?!

そりゃ154.5cmで低めだけど…

今時の高校生って大体150~160ぐらいでしょ??

平均的なのですっ!!


とことん失礼だなぁ、この人…

「ふんっ、150はあるからいいのです。」

頬を膨らませて白目で見てやった。

「150あんの?こんだけで?」

そういった彼は、笑いながら私の頭の上に掌を乗せた。


―――――ドキッ


え?

今、心臓が妙に反応したような…

気のせい?


「っあ、そういえばお礼?って何ですか…」

何だか妙に気を使ってるように、下に俯いて訊ねた。

「ん?ああ、そうだ。お前何でもお詫びするって言ったじゃん?」

「え、言った??」

そんなこと言ったっけ?


「とにかく言った。そんで俺は今そのお礼が思いついた。分かった?」

分かんない…

いや、話についていけない…


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