掌のひだまり



電話の向こうは、たった今ジンと盛り上がってたミホちゃん本人だった。

俺は体が熱くなるのを感じながら、ジンの顔を見た。


ジンは、仕方なさそうに微笑んで、手で「どうぞ」という仕草をした。


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