掌のひだまり



「何処のか・・・分ります?」

「えーっとね・・・確かカネボウだったと思う・・・」

「うん、私もそうだったと思う!」


店の奥に一人、化粧品を見てる同じ学校の子が居た。

私はその子をチラチラと見ながら、アドレナリンが耳の後ろを熱くするのを感じていた。


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